独特の魅力を持ったリトグラフ

リトグラフという言葉を聞いたことがありませんか？
絵画好きの方なら一度くらいは聞いたことがあるでしょう。
耳にしたことがあっても、どのような技法なのか全く知らないという方も多いです。
リトグラフとは石を使った絵画のことで、1798年にアロイス・ゼネフェルダーが発明したものです。
石を使うといっても、石を彫って紙に刷るわけではありません。
石に直接絵を描いていき、出来上がったら水や油性分のインクを使い印刷していきます。
デザイン性も自由で、色彩も美しいことから、この手の作品はとても人気があり、多くの画家が作品を残しているのです。
いろいろと作品によっても違いがあるでしょうが、リトグラフがどのような工程で造られているのか知ってから、もう一度作品を見ると、また違った見方ができるかもしれません。
複雑な色彩も見られることから、色を楽しむ、という楽しみ方もあります。
様々な視点から作品を観察し、絵画に触れてみましょう。