リトグラフとは一体何か

リトグラフという言葉を聞いたことがあっても、よく意味は知らないという人は結構多いのではないでしょうか。
これは石版画や平版画と呼ばれ、もともと平らな石を利用して印刷する技術のことを言いました。
開発されたのは1798年で、たまたま石の上に書かれたメモが薬品と反応して紙に写ったのがきっかけとされています。
木版画や銅版画とは違い凹凸を利用しない分、書き込んだ絵画が鮮明に紙に印刷されるところが大きな特徴です。
凹凸を利用しない分印刷方法は複雑ですが、細かい部分まで表現できるということで多くの美術家に愛された印刷方法でもありました。
この技法により数多くの名作が複製され、安価で購入できるようになりました。
現代では約3万円という破格の値段で、ピカソやシャガールといった有名芸術家の作品を手に入れることができるのです。
せっかくリトグラフで原作と同じような鮮明な作品が手に入れられるようになったのですから、ぜひ絵画に興味を持ってみてはいかがでしょうか。

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